PTCGOのテーマデッキって何が強いの？その2（SM編1）

その2としてはSMテーマデッキです。

今回もテーマデッキのレビューだけを書いていきます。

前回からやけにワードとして出てくる「リザードン」なども詳しく書いていきたいと思います。

SMデッキは多いので分割しますがメジャーなデッキ３つ紹介します。

カイリュー
ネクロズマ
リザードン
まとめ

評価方法

メインAT（アタッカー)主にパッケージポケモン

サブAT

支援（エネ加速、ベンチ展開技、ドロー技、サーチカードの良さなどを表す）←new

スタンダードに移行する上でのアド（以下スタンアドと略す。）

トーナメンおすすめ度

の★の数とします。

カイリュー

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メインAT ★★★★★

サブAT★★★★★

支援★★★☆☆

スタンアド★★★☆☆

おすすめ度★★★★★

・良い点

豊富なアタッカー揃いに加えてパッケージポケモンとして恥じないAT支援二刀流なカイリュー

「場が整ったら勝ち」と言われるくらいカイリューの制圧力が高い。アホみたいハンドにエネルギーがくることから特性のデメリットがあまり気にならない。サブアタッカーのボルトロストルネロスコンビも２枚ずつ入っており、お互い事故ったときに2-３エネ貯めるだけで大抵のポケモンが落ちる火力が出せるたねポケモンが多いのはシンプルに強い。支援型のピジョンやアロベトも入っており序盤に建てられると事故率が軽減する。サブポケモン間での役割が明確なので使いやすい。最短でカイリューに進化できれば勝利一直線である。スタンアドとしてみると貴重な「ポケモン通信」と「エネルギー循環装置」がおいしい。

・悪い点

事故率が低いわけではないので、序盤の時間稼ぎをどうするか。壁適正やリカバリー技、早めにサイドをとれるポケモンがあまりいない上にサーチカードがポケ通のみ。なのでアロベトが早く置けるわけでもないのが悩み。

その結果ATのトルネロスなどが壁になってしまうことも。意外とサイドが取られやすく「カイリューがせっかく建てられたのに気が付けば負けてた」なんてことも少なくない。

スタンアド観点からするとポケモンメインのカイリューたちが「マイナー」という部類にどうしても入ってしまうために、「ピジョンラインとポケ通」ためだけに買うのはお世辞にもコスパが良いとは言えない。フウとランもなぜか１枚だけである。

・総評

メインアタッカー級のポケモンが多く、支援ポケモンも強力でありポケモンの組み合わせだけで見ると最強の一角である。しかしたねポケモンの展開力は引くく、序盤はサポート頼みになってしまう。そのデメリット込みでもカイリューの制圧力は強く、そもそもお互い事故りやすいテーマトーナメントにおいては割り切れる。総じて「大器晩成型のデッキだが、序盤も引きによってはトルネロスとアロベトでどうにかなる」という点で非常に人気なデッキであり決勝戦でよく見かけるデッキなので実績も高い。

おすすめ度は★５クラスだがリザードンでも話すが、初戦であっさり負けることもあるので注意。時間稼ぎがカギ。

ネクロズマ

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メインAT★★★★☆

サブAT★★★☆☆

支援★★★★★

スタンアド★★★★★

おすすめ度★★★★☆

・良い点

文句なしの支援ポケモン。またスタンアドもかなりおいしいデッキ

支援ポケモンの技がベンチ大量展開や、ドロー、またタブンネで疑似ジラーチができるなど100点に近い。メインATのネクロズマも条件つきだが160も出せるので2進化と戦いやすいたねメインデッキ。また進化できれば実質デメリットなしで打てるデカグースもたね狩りとして優秀。ベンチにポケモンがいなくて即負けが低めなのも評価ポイント。

なんといっても今後お世話になるカラマネロとミステリートレジャーが採用されてること。このデッキ２個買うだけで妥協スぺネクデッキが作れるなどスタンアドは大きい。

・悪い点

支援は優秀だがサブATが全員１進化なこと。しかも無色なのでミストレ非対応。メインのネクロズマも２枚しかないウィークガードエネルギーが引けるかにかかってること。展開力やドローに長けているのも関わらず、なかなか進化できずに打点不足になってしまうことも。回転率はいいのにスロースタートになりやすいという矛盾が起きる。

壁適正としてマーイーカの眠りによるリターンが大きい場合があるが支援の中でも心臓部分にあたるポケモンなので残念。

・総評

デッキ構築自体支援が優秀で事故りにくいかと思いきやサブATたねがいないに等しいので、意外と時間がかかってしまう。制圧力はカイリューほどではないが、カラマネロ2体進化できればAT不足も補える強さがある。数少ない道具付きなので、とりあえず逃げエネ０ポケモンを前に出す芸当もできる。トップドローにかけるリスクも押さられる数少ないデッキでもある。パーツ集めやスタンモチベーション的にもぜひおススメしたいデッキだがトーナメント優勝できるかどうかは微妙なラインなので★4止まり。パーツ集めの観点では100点に近いのでとりあえず買うのもあり。

リザードン

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メインAT★★★★★

サブAT★★★☆☆

支援★★★★☆

スタンアド★★☆☆☆

おすすめ度★★★★★

・良い点

強いリザードンの特性。時間稼ぎ兼サブアタッカーとして優秀なギャロップ、カモネギにアクセスしやすく事故のリカバリーも強い。

リザードンの特性の関係上、デッキ圧縮が優秀、圧倒的な火力。そしてサブポケモンが育てやすい上にギャロップのこうそくいどう表出れば完全耐性を得るので壁としてはエグイ性能。威力も低くないので確2で倒してくれることも。キャッチャーやグズマが入ってるデッキが限られてるためにこのギャロップに何回も助けられることになる。またネストボール２枚やカモネギがなんと３枚も入っているので、事故ったときのとりあえず２枚ドローが他のデッキに比べてやりやすい。ニドクインも進化できれば確定ポケモンサーチができ、サイド落ちさえしてなければアタッカーが簡単に立つ。2ペアしかないリザードンもタケシのガッツで回収できればニドクインの相性の良さもあり強力である。

ネストタイマーボールたちが２枚ずつあることから頼りになり、運が左右するとは言えリターンが大きいグッズである。

・悪い点

事故のリカバリーは優秀だが、事故率自体は高い。あっけなくジジーロンや水などに全員沈められてしまうことも。

アタッカーの数としてみると意外と少なく、ギャロップは若干打点不足ぎみな上にコイン頼り。育てやすいがニドクインもATなるまでには時間がかかる。他のデッキに比べてメイン（リザードン）２枚サイド落ちなどは死を意味してる。それほどリザードンが強い。リザードorリザードンがどちらか１枚落ちてるだけでAT不足に悩まされ、ATが多いカイリューデッキなどに押し負けることも。あいにく早めにサイド取りやすいギャロップやタケシのガッツがあるだけ救いだが・・・

勿論、リザードンの特性のデメリットの20ダメージにより短命になりやすく120ダメージ出してくるポケモンに対して疑似確１になってしまうこともある。

スタンアドがかなり低く、ネストとタイマーボールは残念ながらスタン落ち、サポもだいたい落ちており、たけるリザードンデッキをスタンで作らない人にとってはアドは結構低い。メインポケモンはスタンにいるだけマシだが。

余談だがギャロップ頼りになるシーンがミラー戦だと頻繁おき、こうそくいどうチキンレースが開催されストレスを感じるかもしれない・・・

・総評

以上のデメリットがあったとしてもヒトカゲに基本手張りしなくていい、ギャロップで無限の勝ち筋を作れるという点だけでおつりが出る。トーナメントで１位２位を争うレベルでよく見るデッキであり、私も一番優勝させてもらったので感謝。

全人類このデッキを握ってない理由として現スタンアドの低さ、水にメタられるときつい、事故率自体は高いの３つが個人的に思う。

負ける時は思いっきり負けることは頭に入れてほしい。(他もそうだけど落差が一番大きい)

上振れするときは何度も優勝できるくらい最強クラスのデッキなので★５という評価。